Qiita よりもブログは同じ技術の内容でも,もう少し個人的なことも含めて考えとかを書こうと思いました.
なのでGoogle I/O 2018 に参加したときのことを残しておこうと思います.技術の話とかではなく,単純に旅の記録になります.
※ そのときの記録を前にどこかに残したはずなのですが残ってませんでした (ローカルの stash
を漁ってもありませんでした).なので曖昧な部分があるかもしれません.
きっかけ
そもそもきっかけとしては,会社で Apple の WWDC に参加経験のある上司から,一度行ってみるといいと提言をうけて,面白そうだと興味を持ったところからはじまります.
また Google I/O に参加できる場合に支援していただける体制があったいうことも大きいです.これは国内のカンファレンスの比でない費用がかかるので大変ありがたいことです.
実はその前年に応募の機会がないこともなかったのですが,応募のスケジュールを把握しておらず,のがしてしまったという経験がありました.
もっとも,その当時の私は Android 開発に携わってなかったので,今思えばひととおり開発を終えたあとのタイミングでむしろ良かったと感じています.
応募
Google I/O は参加者全員サービスではなく,応募者から限定した数のみが参加できるようになっています.
なので,1にも2にも応募して当選しなければ参加資格を得ることが出来ないのです.
応募は英語ですがすごくやさしい英語ですし,検索すると有志による日本語の解説ページもありますので,心配することはありません.
軽微では有りますが,注意すべき点が数点あります:
- クレジットカード情報が事前に必要です
- 顔写真が必要です
- 入力フォームは時間制限があります
(1) のクレジットカードは,事前に必要で確認のためか引き落としはありますが,残念にも当選されなかった場合は返金されるので心配する必要はありません.
(2) の顔写真は現地でも参加票にも印刷されます.アバターやイラスト等ではなく実際の顔写真でないといけない……とどこかで見たのですが,実際現地でアバター系の画像の参加票を持っていた方がいた記憶があるので,確かではありません.顔写真が無難かと思います.
(3) は注意です.内容の保存はされないので,証憑や各情報は速やかに入力できるように準備が必要です.
ほかにも開発したサービスやアプリの情報を入力したりする欄があります.抽選に影響するのかは不明です.
当選
当選はメールで通知されます.タイトルは Congratulations: You've been selected for Google I/O 2018
でした.メールボックス開いて秒で結果が分かるっていう感じですね.
ここで当選者はクレジットカードから参加費の引き落としがある旨も通知されるはずです.
当選したので早速関係各所に連絡した記憶があります.なにせ,宿泊施設や航空機の予約,現地での移動手段やスケジュールを決定する必要があります.そして,タイムテーブルが公開されましたら,速やかに予約する必要があるからです.
公式のスケジュール発表は当選からしばらく待ちました.公開され次第更新アプリがダウンロードできるようになるので,それで予約を取るのがいいです.ブラウザでも予約できます.
公式アプリ (iosched
) は GitHub で公開されてるので眺めるのも面白いです.OSS ライセンスの画面を見るだけでも,これはなんだろうという発見もあります.
宿泊施設
宿泊施設は軒並み高いです.シーズンがシーズンですし (GW 付近),場所も場所ですし (Mountain View),イベントもイベントです (世界から…).
なので Mountain View 付近でなるべく安い感じのところに泊まりました.ホストというよりモーテルのほうがイメージに近いかもしれません.
とはいえ,個人的には WiFi があってお風呂があって寝ることができれば,実際行けばテンションが上がってるので気になりませんでした.
立地は気にしたほうがいいかと思います.駅やバス停に近いと何かと便利です.あとは Google 公認のホテルからはシャトルバスが出てるので,公認ホテルの近くがよいです.
あまり日本のシャトルバスっていうルックスはしてないですね.
Uber でバシバシ行ける場合は気にしなくてもいいかとは思います.Uber はうようよしててホントにすぐに来てくれます.日本では正直使ったことはありませんでしたが,このときは便利さを実感しました.疲れたときや迷ってピンチのときは活用できるかと思います.
ネットワーク
旅のライフラインと化した移動通信環境ですが,私は日本であらかじめ SIM カードを購入して現地で使用しました.3枚持っていき 2 台で 2 枚使いましたが,1枚は余りました.
種類はいろいろあるので日本に居る間に Amazon で自分の用途に合ったものを購入して,スケジュールに合うようにアクティベートまでしておくと安心感が違います.現地でも買えるとは思いますが.
高速通信の容量が無制限のキャリアのものあるので,一枚持っておくと心強いです.
ただしお持ちのスマホが購入する SIM のキャリアの周波数帯に対応しているかはチェックしておいたほうがよいかと思います.ものによっては SIM フリーのものでも,対応してないバンドだったりして,高速通信が使えない場合がありましたので.
ここだけのはなし SIM フリーの iPhone だと対応バンドには憂いがないので助かりました.Google のイベントではありますが……デファクトスタンダードの強みを感じました.
私は現地で連絡を取る必要があったため,電話番号も必要だったのですが,現地で即謎の電話が入ってきて驚きました.その電話は黙殺して今も着信履歴に +1
の履歴が残っています.
他にも空港で借りることのできる WiFi ルーターとかもあったりしますね.あれでもよいかと思います.電源は別途必要になるかもしれません.
ちなみに会場では WiFi が行き届いているので心配はありません.この場合でも 2.4 GHz と 5 GHz のバンドへの対応は注意が必要です.
ミートアップ
日本で Google I/O 参加者の集いがあるので,情報共有や仲間を求めて参加するとよいと思います.いろいろと貴重なお話を訊くことが出来ます.
Google+ グループもあり,参加までの不安な気持ちを和らげることもできました.Google+ がなくなったので,今のグループはどうなってるのかは不明です.
移動
移動は主に電車 ( Caltrain ) とバスを利用しました.なかでも前述した Google I/O 会場へのシャトルバスは便利です.是非利用しましょう.私はあるとき席がいっぱいだったので助手席に乗せてもらったりしました.運転手さんも気さくです.
疲れたときや行きづらいところでは Uber を適宜利用するのがいいでしょう.お金は電車やバスよりもかかりますが,小回りが利きますし,どこからでも利用できますしね.そして決済は登録済みなので楽です. (日本で登録したので利用できます)
ちなみに Mountain View の駅から会場の Amphitheatre までは歩くと相当かかります.一回歩いてみたんですが,歩けなくはないですが,結構な遠足になるかと思います.
終わってから思いますが,自転車を借りて移動すると面白いかも知れません.
現地
現地では開催前日から参加票を受け取ることが出来ます (Badge Pickup).それに加えておみやげの Google Home mini と日焼け止めとサングラスとか貰えます.
様子を見るに場所の把握がてら前日入りする人が多いかと思います.とはいえ当日移行も大丈夫そうです.開催日朝ではそれなりに混んでる感じでした.
各時間予約したセッション会場に入るためには,係の人に参加票が必要でピッしてもらう必要があるので,首から下げておく感じになります.
ちなみに日陰は超寒く,日向は超暑いです.余裕で日焼けするので配られた日焼け止めが活躍すると思います. (持ってきたほうがいいと思いますが)
セッション以外には,各テントでの展示やオフィスアワーでの質問とかできます.あとはスタンプラリー的なものもあります.2018 年はヒントをもとにして花の場所を見つけるスタンプラリーでした.
あとは Codelab で実際に発表されたライブラリを試したり,ワークをこなすことで特典があったりします.
セッションも面白いですが,正直なところそれ以外が現地ならではなので体験するのが面白いと思います.
朝ごはんはベーグルとかグラノーラの甘いやつ系で,お昼はサンドイッチ系です.りんごがもれなく入ってたのが印象的でした.
おわりに
すごく技術の話ゼロでざっくばらんに書きましたが,非常にいい体験になったと思っています.2018 年というか,社会人になって以降,一番楽しく新鮮な時間だったと言い切れます.
Android の開発者でなくても,Web 技術全般や Firebase をはじめとした Google のクラウド技術の話もあるので,そこは気にする必要はないです.気になるトピックがなにかしらあるはずです.
今後機会があれば,個人ででも前回の経験を踏まえてまた行ってみたいなと思えるイベントです.
👉 よろしければ Twitter でフォロー をお願いいたします.